アドベンチャータイムだ!
カートゥーンネットワークで絶賛放映中の
『アドベンチャータイム』
最近知って、40話目くらいから70話程まで視聴しました。
放送スケジュール上1~12話あたりを週間で。
切欠は、ツイッターで見かけて気になったことです。
これまでカートゥーン系は「サムライジャック」あたりを気に入って
観たくらいであまり縁はなかったんですが。
海外アニメという括りですと、小さい頃に衛星放送を見ましたが
カートゥーン系は結構描写が容赦ないので
あまり合わなかったもので。
が!これは容赦ないとかの次元じゃなかった!
正直ジャパニメーションで育つと「うっぷ…」となるシーンが
平気で出てきます。
なんで海外アニメってしょっちゅうゲロシーンあるんだ。
血が出ない割に、普通に内臓が描いてあったり、
精神を抉り込んでぶちのめしてくる感じの流れとか。
一度、両親が居る所で視聴していたら妙な空気になったので
今では観られる時間帯のも録画して後から観ています。
だよねぇ。
一見、ヤバいキャラしか居ない荒唐無稽な話ですし。
それだけだったら観ないんですが、
いかんせん最初に観たシーンが主人公の少年(↑の絵で変な帽子被ってる子)が
帽子を脱いで長い金髪をたらし、敵のヴァンパイアのおっさんを
おびき寄せる場面でして。
「これはヤバいやつ(語彙力皆無)」と直感した次第です。
なんで耳付の帽子を被っているのか知りませんが
(親友で家族のジェイクと同じ様な耳が欲しいとかだったら泣く)
その帽子の下、作画も気合入れる綺麗な金髪なのか!と
興味をそそられた訳です。
で、1話を見て見たら、まず「え?これ第1話??」と
何度もタイトルを見直す程のぶっ飛び加減と説明なしのスピード感。
起承転結があるのが当たり前と思っていると
まったくついて行けません。
今もついて行けてる気はしません。
そんなカオスで、登場人物は皆それぞれどこかしら狂気染みている話を
いくつか重ねていって、だんだん慣れてきたところで
急に「物語の本筋」をぶち込まれて動揺するというスタイルです。
知らない内は、「登場人物が皆ヤバいw」と思って苦笑しているのですが
そのにぎやかでカラフルな世界に、
シレッと「先の戦争で一度滅びた」ことを思わせる物や設定が
隠れており、ドキリとしたりするのが癖になってきます。
今回のイラストは第53話「フィンの願い/ジェイクの願い」を
モチーフに描きました。
ここまでも本筋はチラホラ出てきて、「マジか…」となるのですが、
この話は満を持して「一番描きたい事」をバーンと出したなと
感じる物語でした。
ここで説明してもつまらないので割愛しますが、
どんな願いでも叶えられる万能の神であるプリズモ(ピンクの影のひと)に
「一人ひとつ」の願いを、
どう頼めば世界を救えるか、という流れが主軸になります。
良かれと思って願った世界に囚われたフィンがどうなるのか。
運命や他人の選択を受け入れるスタイルのジェイクが
プリズモと話していく内に何を選択するのか、が見所でしょうか。
真面目な感想はレビューとかツイッターで読めると思いますので、
あえて一つ。
今まで「願いを叶えてあげる」系のキャラで
何も考えずに言った「サンドイッチが食べたい」に対し
「それは僕が作ってあげるから(´・ω・`)」と
本当に作ってくれたキャラって居たでしょうか。
DBの神龍だって「ギャルのパンティ」を確認せずにくれたし、
アラジンなどに出てくるジン系のキャラは必ずと言って良い程、
「えーと、ちょっと待って」という台詞を
「OK、ちょっと待つ」と願いの一つとカウントするのに対し、
プリズモはジェイクにサンドイッチを作ってあげたり、
お風呂に一緒に入って歌ってみたり、
懇切丁寧に「願いは具体的じゃないと」とアドバイスしてくれます。
なにこのピンクの影のくせにイケメンの神。
とはいえ、ジェイクが神様だろうがフクロウだろうが
すぐに友達になれちゃう性格だというのも大きかったのですが。
リッチ(悪者)もフィンも警告なしで願いを叶えたのに対し、
ジェイクにはヒントどころか殆ど答えに導いてあげましたし。
世界って不平等なんだぜ、分かったかい少年(言ってない)
まだ彼が出てくる回はひとつしか観ていませんが
ネットで流れてくる感想などから推察すると
この二人の友情は今後も物語を動かしていく様ですね。
兄弟同然、むしろ親子みたいな大親友フィンとの関係も
安定感がありますが、
フランクな神様とおっさんっぽい犬の友情も和みます。
プリズモ最高!!
(原語版「I love you ! prismo !」)
by.ジェイク
観て欲しいけれど、人を選ぶアニメ「アドベンチャータイム」
お薦めしておきます(`・ω・´)ゞ